2018年1月10日水曜日

農業を生業にするまでの道のり 其の一

農業を生業にするまでの道のり 其の一


この記事は農業に興味のある方やこれから農業の道に入ろうとする方の参考になればと思い書きます。

私はまだ35歳とまだまだ若造ですが農業の道に入るまで紆余曲折がありました。 
家の稼業が農業だったわけでもなく、
もともと農業に興味があったわけでもなく、
進路選択の際に農業に関する学校や職を選択したわけでもない。
若い頃はまさか農業の道に進むなんて想像もしていなかった。

実を言うと高校卒業してから東京に移り住みました。当時の夢であった役者になるためです。幼い頃から自分を表現する事が好きでした。それは身近な大人が私の表現を評価してくれていたからだと思います。

舞台で自分を表現する事お芝居をする事がとても楽しかったです。
しかしその頃の私は役者で生活する事が出来なく将来の幸せを考える中で役者をやめる決断をしました。それは結婚をし温かい家庭を持つ事で、後悔はなかった。
しかし、大事な人がなくなりました。そして生きる希望も見失いました。


「自分は何のために生きているのだろうか?」
「明日死ぬかもしれない人生で幸せって何なのか?」


何年もかけてこの問いの答えを考え続けました。
その答えを見出す中で選んだ職業が農業でした。今となっては農業を選んで正解だったと確信していますし日々幸せに生きています。

それは自分が生きていく為に必要なモノを自分で作る事が出来ると実感し、それを食べて生きているからです。
きれいごとではなく、モノを作る事が出来自己肯定感が高まり自分に自信がついた。また食が満たされると人はある程度幸せに生きられると実感しました。
少なくとも、自分自身が生きていく為に必要な食料を作り続けて生きながら最後まで全うできればそれだけでも幸せと考えるようになりました。

今日はこの辺にしたいと思います。
其の二ではこの問いに対して掘り下げて書いて見ようと思います。

今回もお読み頂き有り難うございます。

松本家主 初代稲畑松之助


0 件のコメント:

コメントを投稿